毎年、年末に発刊されるジェフリー・ディーヴァーの新作。 今回はニューヨーク市警のリンカーン・ライムシリーズではなく、そこからスピンアウトしたカルフォニア州捜査局のキャサリーン・ダンスシリーズです。
キャサリーン・ダンスシリーズも本作で二作目ですが、今回はこのシリーズというだけでなく、ジェフリー・ディーヴァーの作品としても異色な気がします。メインストリームの事件とキャサリンの母イーディスに降りかかった殺人の嫌疑、この二つが同時並行で進行し、主人公のキャサリン・ダンスも呼んでいる方も何がなんだかワケがわからなくなってきます。
続きを読む "ロードサイド・クロス / ジェフリー・ディーヴァー" »
チベット高原を西から東へと流れ、やがてヒマラヤの山中、巨大な峡谷部に吸い込まれるツァンポー川は古代チベットの人々からも「謎の川」と言われてきました。
果たしてこの川はどこに流れこむのか、19世紀後半より幾度と無く探検家がその謎に挑みますが、険しいヒマラヤの山中が探検家を拒み続け、このツァンポー川はシャングリ・ラ伝説と相まって多くの探検家達を惹きつけてきました。やがて徐々にそのベールが剥がされていきますが、一部の区間、そう「空白の五マイル」が前人未到の地として残されます。
この区間にナイアガラに相当する大瀑布はあるのか、今なお探検家を惹いてやまない川となっています。
続きを読む "空白の五マイル / 角幡 唯介" »
ハワイでゴロゴロしながら読書三昧。ということで何を持っていこうかと悩んでいたとき、アマゾン見つけた本です。ノンフィクション分野でかなりの数の人からの推薦があったので呼んでみました。
タイトルに出ているファインマンさんは、日本の朝永振一郎と一緒にノーベル物理学書を受賞した賞を受賞したアメリカの量子物理学者。この本、そのファインマンさんが綴った自伝です。
物理学者の自伝なんていうとつまらないものように思えますが、しかしこのファインマンさん、なかなか楽しい人のようで、いろんなエピソードがたくさんで、さすがamazonでお勧めする人が多いのも分かります。
続きを読む "ご冗談でしょう、ファインマンさん / リチャード P. ファインマン" »
本屋で平積みになっていて、タイトルと表紙を見て買ってしまいました。なんとなくコミカルなミステリーかなぁと思って読んだのですが、ミステリーですらないですねコレ。
主人公である宝生麗子は、国立署の新米警部。でも名前から判るように(笑)、彼女は世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様。
その彼女が何事件に挑むミステリーというか刑事モノなのですが、事件を解決するのは彼女ではなく宝生家の執事である影山。彼は麗子から事件の話を聞くやいなやその謎を解明してしまう名探偵ぶりを発揮します。
続きを読む "謎解きはディナーのあとで / 東川 篤哉" »
北朝鮮が韓国に砲撃を加え、朝鮮半島はもとより日本でも緊張が高まっていますが、砲撃を受けた延坪島というのは本当に北朝鮮のすぐ近くなんですね。まあソウル自体が38度線からほど近いわけなんですが。
そんな緊張感がある国境線の島として、ぱっと思い浮かぶのは台湾の金門島でしょう。中国のアモイの沖、2km足らずの所にある島でありながら、台湾領である金門島。なぜここが台湾領でなのか、その存在を知った時から不思議でなりませんでした。だって台湾本島からは180kmも離れているんですよ。当然熾烈な戦いがあった事は予想に難くないですが、その戦いに日本人が関与しているとは思いもしませんでした。
続きを読む "この命、義に捧ぐ / 門田 隆将" »
ようやくセカンドウィンドの続編を読むことができました(いろいろな意味で)
前作は出版社がジャイブだったのですが、今回は新潮社へ変更。ジャイブの親会社が玩具メーカーのタカラからポプラ社に変わったこともあるのでしょうか? まあ出版社の変更はまあいいのですが、版元が変わったことにより、以前は文庫本だったのが今回はソフトカバーの四六判へ変更。値段も1600円と高くなりました。
話の内容が、ロードレースに賭ける高校生の青春物語だけに、若い人たちにも気軽に読める価格だとよかったんじゃないかなぁと、ふと思ったり... まあ実際の読者層はどんなもんなんでしょうね。
続きを読む "セカンドウィンド 3 / 川西蘭" »
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