この本は、秋葉原の事件の前に図書館で借りたのですが、あまりの偶然に言葉を失ってしまいました。いや、凄惨な事件が多発している近年では、もはや偶然ではないのかもしれません。
しかしそれにしても...
犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りいたします。
私がこの本に興味を持ったきっかけは、今年4月22日に判決が下された「光市母子殺人事件」がきっかけです。
この事件は被告弁護団の荒唐無稽な主張やそれに対する大阪府知事になった橋本氏からのTVを通じた懲戒請求騒動等など世間を騒がせました。
しかし私が興味を持ったのは遺族の本村洋さんの記者会見です。
遺族の方が談話という形ではなく、記者会見を開くというのはあまり耳にしたことがありません。またその内容が、被害者感情を吐露するというだけでなく、昨今語られる死刑制度(の廃止)についてもきっちりと語る様子に、もう少し本村さんの話を知ってみたいと思ったのです。
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