大小様々な火口を左右に見つつ、チェーンオブクレーターズロードをさらに下ります。やがて樹林帯を抜け、溶岩原へと出ました。
この国立公園、広大な敷地の中に様々なトレイルがあり、チェーンオブクレイターズロードのところどころにトレイルの入り口があり、展望台もあります。そんなところにぷらぷらと停まりつつ先へと進みます。
しかし凄い眺めですね。
溶岩原といっても、流れた時期によるのだと思いますが、その景色は一様ではありません。比較的古い溶岩地帯だと低木がまばらに生えていますが、新しいところは溶岩だけ。
それに流れた時期によって溶岩の色が違うんですよね。
溶岩原の真っ只中で周りだけ見ると判りませんが、遠くのほうを見るとそんなモザイク模様がよくわかります。
向こうに見える黒い流れは比較的新しい時期の溶岩でしょうか?斜面の上から海へと流れた溶岩流がはっきり判ります。 まるで絵の具を流したよう。
こうして遠めに見ると溶岩原は海みたい。
日本のいわっぱらと違って、流れる溶岩が固まったものですから、概ね表面はなだらかで光沢があり、遠目に見ると水面のように光っているからかな。
山側には火口の一つマウナ・ウルが見えてました。
このあたりの溶岩はあそこから流れてきたのかな?
展望台の脇にはガス濃度を測る測定機械がおいてありました。クレーターリムロードの閉鎖の判断に使われた機械というのもこんな感じのものなんでしょうね。
まだまだチェーンオブクレイターズロードは先へ。展望台からは遠くへと道が伸び、車が走っているのが見えました。
そこへ車をさらに車を走らせます。
やがて、道はだんだんと海岸が近くなり、やがてレンジャーの小屋とトイレのある終点へと到着しました。車はここまで、ここから先は歩きになります。
歩き始める前に海岸にあるというHoleiSeaArchを見物。
溶岩が波に削られて、アーチになったものです。
アーチはここだけですが、ふと見ると波によって削られている溶岩は不思議と丸く削られています。
そのうちアーチがいくつかできるかも。
溶岩が海に流れ込み陸地を広げ、そして海が陸地(溶岩)を削り海を広げる海と陸とのせめぎ合い。なんか凄いですねぇ
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