先日の河津桜の写真を撮っていた時に見かけた光景
おじさん達がちょっと気の早い花見をやっていたのですが、そのウチの一人が指先になにやらツマミを載せて、ほらっと突き出しています。そのおじさんの視線の先を見ると...
セキレイです。
私の視線に気づいたおじさんが、「コイツとは4年程の仲なんだよ」と嬉しそうに話します。一緒にいた仲間のおじさんも「この鳥コイツにしか懐かないんだよな。他の人じゃダメなの」と合いの手を入れてます。
「よく同じ鳥だとわかりますね」と驚くと、コイツは「片足が無いの、釣り糸が絡まっていて壊疽していたから切ってたんだ」とのこと。確かによく見ると右足の先がありません。壊疽はほおっておくと死んでしまうでしょうけど、でもこんな足でも必死に4年あまりも生き抜いてきていることもちょっと驚きです。
そんなおじさんにセキレイも心許しているんでしょうね。
だからおじさんにだけは近寄るのかと...
やがて意を決したセキレイはおじさんの手から餌をもらっていきました。
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