6月3日は何の日だか知ってますか?
6月3日は測量の日、「測量法」が昭和24年6月3日に制定されたことにちなんでいるそうです(どうせなら伊能忠敬が測量に出発した日とかの方がいいのに...)
で、その測量の日を迎えるにあたり各地でイベントが開かれています。その中の一つ、日本水準原点の一般公開に行ってきました。
日本水準原点とはひらたくいうと、日本の国土の標高の基準となる点です(詳細はこちら)。場所は国会近くの憲政記念館の敷地内にあり、昔は参謀本部陸地測量部があったところ。
通常は水準原点を保護している標庫は見ることができますが、水準原点そのものは見ることができません。
それが年に一度だけ公開すると聞いちゃあ見に行かないワケにはいきません。
そもそもジオキャッシングをやっているのもそうですが、ワタシは無数の地図好き。もし絶対に公務員にならなきゃ駄目というコトになったら、国土地理院を選ぶと思います(笑)
まあそれはさておき、公開日の5月29日の昼休み会社を抜け出して、見に行ってきました。
生憎の空模様ですが、水準原点の前にはテントが張られ、国土地理院の方が黄色のレインウェアを着て立っていました。受付の女性も同じカッコなのが好感度アップ!(レインウェアふぇち?)
大日本帝国と菊の紋章がついた建物の屋根の下には...
水準原点の文字!
文字も味わいがありますが、建物自体も味があります。
その建物前面のパカっと空いている扉が、いつもは閉まっている扉。その扉の中、石になにやら光っているのが水準原点
ぐぐーっと寄ってみるとこんな感じ、台石に水晶の板がはめ込まれてます
さらにぐっとよると水晶板には、赤い目盛りが見えます
この数字、測量の際に、測量器から覗いた時に正しく見えるように上下さかさまに書かれています。その下のひときは長い赤いセンで書かれたゼロの位置、そこが日本の標高の基礎となる値、24.410mだそうです。(半端な数字は関東大震災の地殻変動によるもの)
この水準原点が載っている台石は、地下10mまでコンクリや煉瓦で基礎が作られているとか...明治24年という時代を考えると凄い基礎ですね。
短い時間でしたがとても勉強になりました。
今度は麻布の日本経緯度原点に行ってみようっと。
こんなイベントがあるんですね。
こどもと見に行きたいですね。
残念ながら、我が愛知県では観測点などの一般公開の様な事はやっていない様ですが、情報集めてみたいと思います。(^^)
投稿情報: zunbe | 2009/06/01 10:23
zunbeさん
このイベントもたぶん憲政記念館に来た修学旅行の小学生達が、ぞろぞろとやってきてましたよ。名古屋でも何か関連のイベントがあるといいですね
投稿情報: yomikaki | 2009/06/02 07:26