昨日の正午、晴海埠頭から一隻の船が出港していきました。
そう、「しらせ」です。
昨年、しらせの出航をみかけた時、次はちゃんと出航を見たいなぁと思ったのです。
しかも最後の航海ですから...
そこで昨日、会社からすぐ近くの竹芝桟橋で早めの昼休みをとって、しらせの出航を見送ることにしました。
正午、出航です。
汽笛が鳴った後、ゆっくりとしらせがその姿を現しました。
別れを惜しむ船員と家族の間の紙テープがちぎれ、風に舞いながら、しらせが埠頭から離れていきます。
それにしても大きいですね。
数年前まで、海上自衛隊で最大の船だったのがよくわかります。
しかも船体の色がくすんだオレンジ色ですから、港の中でもひときわ目立ちます。
タグボートや取材のヘリを従え、ゆっくりと進むしらせ。
やがてレインボーブリッジをくぐり、そして霞の向こう、南極へと姿を消していきました。
航海の無事を祈ってます。
さて再来年に完成する新しい南極観測船の名前が、再び、「しらせ」という名前に決まったそうです。名前を公募した際には、「しらせ」は除外するとのことだったのですが、あまりにも要望が強くて再考したとか...
みなさん、「しらせ」という名前に愛着があるんですね。
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