この本は、NHKのイタリア語講座の教科書に毎月掲載されていたエッセイが元になっているらしく、12の章に分かれてます。著者はイタリア在住の写真家。なんで挿入されている写真はイタリアの魅力を余すことなく伝えてます。
本業は写真家であっても文章も面白いですよ。
というより、イタリア(イタリア人)はどこをとってもネタの宝庫で面白いだけかもしれませんが...笑
読んでいて思うのは、前も読んだ本でも思ったのですが、イタリア人って本当に人情味あふれる愛すべき人たちなんだなぁ、ってこと。むろんそういう人たちばかりではないのでしょうけど、冷徹非常なイタリア人って、なんか想像しづらい...(想像つきます?)
美人が通ればじっと見つめて、思わず口笛を吹く。妻や恋人がいようがお構いなし(その代わり、足を踏まれたり、つねられたり)。口八丁でバックをひったくろうとする泥棒や伝説と化している日本人駐在員の話(コレは前読んだ本にも出ていた)。なんか泥棒でさえもかわいく思えてしまいます。
私自身イタリアへは学生の時の旅行でちょろっと(2日)立ち寄ったくらいしかありません。しかも見たいところは閉まってたし...
ああっ、また行きたくなってきました。美術館巡りもいいし、アグリツーリズモにも泊りたい。近いうちに行きたいな(って行きたいとこ、ばっかし)
著者 芳賀 八城
ジャンル エッセイ
出版社 ベストセラーズ
文庫版 223ページ
価 格 1,470円
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