
クローン技術に、トゥインと呼ばれる立体CGを駆使した通話システム、技術が進めば進むほどあやふやになる自我の存在をテーマとしてます。
正直文章はちょっと読みづらいし、最後の方になると何がなんだかわからない世界に突入しますが、トゥインなどの近未来世界の描写はSFならでは。
なぜTV電話が流行らないのかとも比較して考えると、AI(人工知能)を駆使して本人の代理としての受け答えもできるトゥインのようなものが登場しても不思議はないし、面白いと思います。
もう少し最後の方がわかりやすければねぇ。惜しい。
夢見る猫は、宇宙に眠る
著者 八杉将司
ジャンル 小説’(SF)
出版社 徳間書店
四六版 308ページ
価格 1,995円
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