年をとった時、自分が何を考えていると思いますか?
まずまずの人生であったと思っているでしょうか?遣り残したことあるいは過去の失敗を悔やんでいるでしょうか?
年をとった時どう思っているかなんて、今の私には想像もつきません。むしろ今は、どう日々を過ごしていくべきなのかが大切なんでしょうね。
この話の主人公、80歳近くになるジョーゼフは愛する妻アンと二人暮し。
やりたいこと、やっていることはたくさんあるけど、どれも中途半端。残り少ない時間に焦りを感じています。庭の石垣作りもその中の一つ。アンに実は子供の頃からの夢であったと告白され、ジョーゼフは、石垣作りを完成させようと決心します。
そう決心した直後、アンの余命がいくばくもないことが判明します。妻と過ごす時間、石を積み上げる時間。時間はどんどんと過ぎていきます。石垣つくりは近所の不良にじゃまをされ、なかなか思うように進みません。そしてとうとう...
年をとった老夫婦の愛情と、仲たがいしたままの息子、そして愛情に恵まれずに不良になってしまった少年と少女。人生の黄昏時がゆるゆると、そして着実に過ぎていきます。
年をとること、生きること、愛すること、支えあうことをテーマとした小説です。色々と考えさせられました。年をとった時、自分は何を考えているのだろう?
この本は3部作を想定されて執筆されているようで、既にジョーゼフとアンが子供をもったころの話が出版されているようです。
石を積む人
著者 エドワード・ムーニー・Jr
訳者 杉田七重
ジャンル 小説
出版社 求竜堂
四六版 460ページ
価格 1,470円
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Thank you for reading my story. ありがとう、私の話を読むための日本。
Edward Mooney, Jr.
California, USA
投稿情報: Edward Mooney, Jr. | 2005/07/03 15:54
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Hi,Mr.Mooney.
I am expecting the following story to be able to be read early.
本人からコメントなんてびっくりです。
投稿情報: yomikaki | 2005/07/03 21:50