秋晴れの日曜日、刑務所に入ってきました。
って、悪いことして捕まった訳でも、面会に行った訳でもありません。受刑者の方々が受刑中に作成した家具などの製品を販売する”矯正展”に行ってきたのです。
でも本当の目的は矯正展ではなく、千葉刑務所の建物そのもの。
千葉刑務所は明治8年に設立された歴史ある刑務所です。そして目的の建物は、明治34年に現在の場所に移った際、全国の監獄建設を手がけた山下啓次郎によって設計された赤レンガの建物です。
百年近くの歳月が経っている建物で、現在使われている事務棟以外は全て取り壊されて改築されてしまいました。残された本館(事務棟)も取り壊される予定でしたが、保存運動が起こり保存されることに決まったようです。
門も煉瓦つくりですが、再建されたものだそうです。
こういう近代遺産って、意外と簡単に取り壊されてしまったりして、残っているものって少ないですよね。建物はイギリス積みの煉瓦建築で赤い煉瓦が綺麗な、趣きのある建物です。壊すなんてもったいない。(母は素敵な建物と言ってましたが、用途が用途だけにねぇ...苦笑)。 建物の中も見学したかったのですが、さすがにそれは無理なようです。
さて矯正展で販売されてるものはCAPICというブランド名がついていて、神輿やダイニングテーブル、タンスなどが売ってました(製品リストはこちら)。
値段は驚くほど安い!市中の一般的なものと比較して1/3~1/2程度。ダイニングテーブルはデザイン的にちょっと野暮ったいですが、定番のタンス(チェスト)なんかはお買い得ですね。
私は串焼きコンロ(旭川刑務所製 ¥1,995 也)を衝動買い。厚手の鉄板で出来ていて、丈夫で長持ちって感じです。キャンプにでも使おうと思ってます。
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