
時代考証もしっかりしていて、読んでいて自然に明治末期の時代背景が頭に入ってきます。そして鮮やかな詐欺の手口、スティング的要素もあって面白かったです。
ただ、もう少しぐぐっと引き込まれるような文章だと良かったかな?プロットがしっかりしてるだけに残念。最後の話も凝りすぎのような気がします。脚本次第ですが、映画の方が面白いかもしれませんね。どうだったんだろう?
やっぱり詐欺といえば、スティングですよね。あの映画は、今まで見た映画の中で一番面白かったです。アカデミー賞総なめというのもわかります。詐欺の話だからといってスティングと比べてしまうのは、ちょっと酷かな?
あういう詐欺師ってかっこいいですよね。騙すのは悪い金持ちだけ。そして計画は緻密に、行動は大胆に、華麗に。そんな風に頭と口先で大金持ちを騙すなんてスカッとしますよね。
私はそんなに頭も良くないし、口もたたないので詐欺師にはなれませんが...(笑)
T.R.Y.
著者 井上尚登
ジャンル 小説
出版社 角川書店
四六判 373ページ
価格 1,575円
※文庫版もあり
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