ビール工場の次はSHIRASEへ
工場の隣に停泊しているのだけど集合が新習志野なので、一度送迎バスで駅に戻ります。
駅の集合場所で名前を告げて、受付しSHIRASEの名前の入ったネックホルダからぶら下がったネームカード受け取りバスの中に乗って出発です。(ストラップはあとで回収された残念)
当然のごとくバスは先ほど先ほどとまったく同じルートを通り、サッポロビール工場の目の前を通過して埠頭へ
まずはタラップを上って食堂へ入ってガイダンスをうけます。
まずは案内して頂けるウェザーニュース社(以下、WNI社)の人の自己紹介を受けました。 このしらせに乗って南極に行ったとか、おじいちゃんが南極に行ったという人だったのはちょっと驚きですが...
そうそうこのSHIRASE、ご存知先代の砕氷船で南極の昭和基地への物資輸送に使われていた船ですが、スクラップになろうとしていたところをWNI社に買い取らられ、名前をSHIRASEに変更し、地球環境への関心を持ってもらう為のアピール施設となったわけです。
まずはしらせに関するビデオ見たら、いよいよ船内ツアーに出発です。
廊下を通って、居住室や医務室を見学。
実際にしらせに乗ったという人から、いろいろなエピソードエピソードを聞きながら先へと進みます。
やがて自衛官用の食堂へ。そこでしらせの名前の元になった白瀬 矗中尉の話を聞きます。 この人は南極探検に行った人して有名ですが、てっきり陸軍の探検隊という形をとっているものばかり思っていましたが、違うんですね。
それどころか国の補助も雀の涙で、義援金を募って出発したとか...南極にかける情熱はどれほど凄かったものなのか...
その後は厨房の見学。
厨房の機器は給食室などと同じように思えますが、殆ど電熱でガスを使っていないとか。火災予防なんでしょう。
続いてまずは後部のヘリポートと格納庫へ
以前、新しらせを見学したのですが、若干こちらの方が狭いように感じますね。
今度は中に入って、WNIの活動の紹介がありました。
WNI社はご存知のように気象情報を糧としている会社ですが、だからこそ地球環境に敏感。
ということでココでは、夏の間北極海を抜ける海運を確立し、スエズ運河やパナマ運河経由に比べCO2排出を減らしましょうという活動についての説明がありました。 俗にいう北極航路、北西航路ですね。
北西航路はアーサーランサムの小説のツバメ号とアマゾン号シリーズ「長い冬休み」でアムンゼンのフラム号の話として出てくるので私自身、感慨深く話を聞いてました。
お次は船橋(ブリッジ)の一番上に上るって観天望気
と言っても雲が無ーい
自分のいる場所の雲の様子を携帯で報告することによって、その場所のポイント予報を教えてくれるサービスがあるそうです。コレだったかな? サービスのチラシをもらったんですが無くしてしまいました。
私が気になったのはコレ
いや煙突じゃなくてその手前...
信号旗の収納場所です。こんな風にきちんと整理されて収納されているんですね。当然ちゃぁ当然なんだけど、ちょっと感動しました。
さて今度はブリッジの中に入ります。
先に書きましたけど、新しらせを見に行ったことがりますが、あの時は芋の子状態でもう何がなんだか、でしたが、今回はゆっくり見物できます。
左舷にある副長席と右舷にある船長席も座りたい放題です(笑) ブリッジを降りて再び後ろから船内へ
途中後ろに面白い形の船が停まっていました。
「しげん 」という海底資源の調査船らしいです。
あれも中を見てみたいですね。
船内に入ったら今度はこの船の周り(つまり船橋)で、捕れた魚の展示と火山情報についての説明がありました。
これで船内の見学はおしまい。
まだまだどのようにこの船を活かしていこうか模索しているような感じでしたが、だからこそ温かみのある見学でした。
WNIのみなさんありがとうございました。
SHIRASEを降りたらすぐ脇のサッポロビール工場併設のビール園へ
SHIRASEのネームプレートを見せると5%引きだとか...美味しかった。
お店を出るとすっかり夕方でした。
富士山も見えたよ~
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