本屋で平積みになっている文庫をちょっと手に取りぱらぱら。そのまんまレジに持っていってしまったのがこの本です。
どうやら映画のノベラライズのようですが、そんな映画があったのは知りませんでしたし、ノベライズという気もあまりしませんでした。(TVドラマもやってたんですね)
登場人物?の御子神さん(猫)のイメージが、本の描写を元にした私の頭の中と表紙に写っている映画の猫と、大きくかけ離れているというのもあるのかも知れません(笑)
教師を辞めて、タクシードライバーになった主人公の間瀬。
うだつのあがらないというのがぴったりの間瀬は、妻の尻には敷かれ、娘には無視され、さらにはタクシー会社での営業成績も最低といういわゆる負け組。
そんな彼が、ある日、公園で弁当を食べている時に出会った猫。
空き地の土管にいた猫、御子神さんと出会ってから何かが変わり始めた。というのがざっくりとしたストーリーです。
まあ猫が出てくるほのぼのした感動ものと考えれば当たらずとも遠からず。
まあ普通に考えたら、個人的に読まないし映画も見ないような話のような気がしますが、なぜかふらふらと読んでしまいました..
たまにはいいですね、こういうのも
著者 永森裕二
出版社 竹書房
文庫版 427 / 413ページ
価 格 上・下 各巻 700 円
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