さて大橋ジャンクション見学も後半戦です。
さっきは上の方、つまり高架になっている首都高3号渋谷線のほうでしたが今度はぐんぐん下っていって地下にある山手トンネルとの結合部の方にすすみます。
途中見かけてびっくりした看板がコレ。
首都高を走り慣れている人なら、ん?と思うハズ。
そうなんです今まで「C1」と記載していた都心環状線の事を「都環」と記しているんです。どうやら今回からの初採用の名前みたいです。
で看板の青と赤の色はというと
路面のカラーリングと連動していています。
わかりやすいようにする工夫ですね。
さてやがて目に入ってきたのがコレ
大橋ジャンクションの工事カレンダーです。
着工はなんと7年前の2003年6月19日。
そこから延々と7年間の歳月をかけて、その3月8日の開通前トンネルウォークに至ったわけです。
一言で7年というのは簡単ですが、やはりいろんなことがあったでしょう。
月日の重みをカレンダーで感じさせるこの展示素晴らしいと思います。
地味なコーナーではあるもののナイスアイディアです。時間があればじっくりと順を追って見たかった!
さて、その近くにあったのがコレ。
工事の様子をスライドショーで見せているのですが、注目すべきはその足元。
左下から画面中央を通って右に至る黒いアーチ状のものが分かります?
ぼーっとしていると通り過ぎてしまうようなコレ、なんとトンネルのシールドセグメント間に挟むテーパーというものです。噛み砕いて言うと、トンネル工事は、通常シールドマシンを使って穴を掘り、掘ったところをセグメントという構造材を使って壁を作り上げるというシールド工法をとるのが一般的です。
しかし当然のことながら掘っているウチにトンネルの方向を微調整する必要が出てくる場合があります。
その場合、工場でカッチリ規格サイズで作られたセグメント間にこのテーパーとうい部材を挟んで方向の修正をはかるんだそうです。ちなみにこのテーパーは手前側が厚さ8cm、奥側が厚さ4cmで作られており、トンネルは薄い方に向かって方向を変えるワケです。
その隣にあったのがコレ
大橋ジャンクションの標識(トレードマーク)です。
このトレードマークは、あのタモリ倶楽部で大橋ジャンクションを取材した際に番組でデザインされたものだそうで、そのまま採用されています。開通後首都高を走ると目にすることがあるかもしれません。
そうそう、そのタモリ倶楽部、私は見逃したのですがroute390さんが録画したヤツを見せてもらいました。ありがとうございました!
さてなおもぐんぐん、ぐるぐると下に降りていくとループ部が終わり直線部分になってきました。
直線部分は何かと言うと、ループ部と山手トンネルを結ぶランプ部分ですね。
そこにあったのがコレ、なんだと思います?
これはトンネルの歪みを自動測量する機械だそうです。
山手トンネルは大橋ジャンクションで終了でなく、そのまま品川の方に抜けて湾岸線と接続する予定でこの後も工事を進めいく予定です。つまりこのトンネルの直ぐ脇で工事を行うことになるのですが、その工事の影響がトンネルにでないか、測量しているんだそうです。ほほう、確かにそのくらいした方がいいんでしょうね。
そして最下層の行き止まりにやってきました。
この先に山手トンネルがある訳ですね。
そこに傘をさした係の人がおもむろに現れ、なにやら操作しています。
そうです。
消火設備のデモンストレーションです!
ぶわーっと霧状の放水が始まりました。すげーっ!
こんなの見る機会無いですからね
デモンストレーションが終了したら、引き返し地上出口に向かって戻ります。出口近くでやっていたのがコレ
工事の現場写真のスライドショー。
モノクロームのこれらの写真はやたらカッコいい!写真集が出たら買ってしまいそうです(笑)
これでトンネルウォークは終了。
それ以前のブロガー限定の見学会に加え、今回のイベントを主催してくれた首都高速道路公団の皆さんに感謝です。
山手トンネル、そして大橋ジャンクションの共用開始は3月28日、今週の日曜日です
シールドセグメントの微調整テーパーはスゴかったですね!
路面に置いてあるこの板が?!みたいな。
シールド工法、ますます興味が…。というところでワタクシはたぶん「ジオフロント」に興味があるのではないかと…w
投稿情報: route390 | 2010/03/25 22:21
route390さん
ジオフロント!地下はイイですよねぇ。
大谷石の地下のところとか、埼玉の地下調整槽とか...
他にも見れるところがあるかな?
投稿情報: yomikaki | 2010/03/27 11:02
楽しそうですねぇ、こういうイベントにわたしも参加したいなぁ!
大橋ジャンクションの標識を見るたびにニヤニヤしちゃいそうです。
投稿情報: Roko | 2010/03/31 10:22
Rokoさん
こういう社会科見学系のイベントというのも結構面白いですよ~
なかなか情報をキャッチするのが難しいですが是非どうぞ!
投稿情報: yomikaki | 2010/04/01 07:56