先日、葛西臨海公園から、若洲臨海公園へ自転車で移動中、東京ヘリポートの前を通りかかりました。
飛行場を眺めることはあっても、ヘリポートを眺めたことはなかったので、物珍しさも混じってしばし見物。ヘリポートの端の方のスポットにいたヘリからはエンジン音が聞こえてきます。
そのヘリ、これから飛び立つのかなぁと思って眺めていたのですが、ちっとも飛び立たず。 どうやら点検の為にエンジンを回しているようです。
それならばと、移動してヘリの正面(側面?)にやってきました。改めてこのヘリを見てみると、これドクターヘリじゃないですか!?実物見るのは初めてです。
初めてというのもあって、しばし見入ってたのですが、唐突に気づきました。
このヘリ、テールローターが無い!
通常ヘリコプタ-にはテールローターと言われる縦に回る小さいプロペラが付いています。
これはヘリコプターはローターを回して浮上するワケですが、それの反作用として機体がローターの回転と反対向きに回ってしまうのを防ぐ為に必要なものです。それが無いとは...
家に帰って調べてみると、コレはヒューズ・ヘリコプターズで考案され、MDヘリコプターズによって実用化されたノーターというシステムを採用したMD902のよう。テールの部分が空洞になっていて、そこに空気を送り込み、テールの先端からの空気の吹き出しとテールの途中からのスリットから吹き出る空気によるコアンダ効果によって、機体の回転を抑えるシステムだそう(メーカーの解説)
凄いですねぇ...
確かにテールローターは、素人考えでも危険ですから、無い方がいいですよね。
でもメリットはそれだけで無いようです。
テールローターが無いから振動が少ない(医者が注射、点滴がし易い)、後ろからキャビンに近づくことが可能になったので開口部を設けることが可能(ストレッチャーを入れることが可能になった)というまさにドクターヘリとして適してるとのこと。事実出荷機体の三分の1以上が救急へリらしいですね。
最近、「コード・ブルー」といったドラマや救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)の活動などの活動によって、一般にも知られてきたドクターヘリ 。ノーターのヘリコプターも見る機会が増えるかも(見る事態にはなりたくないですけど)
ヘリに詳しいんですね。
ドクターヘリは、近くの公園が病院へ行くポイントらしく、2回くらい飛んでいるのを見たことがあります。
ウチの子どもたちは、間近で見たらしい。
北総線の終点に、撮影を見に来たいな!
投稿情報: Veneto | 2010/02/04 12:18
Venetoさん
いやいやちっとも詳しくないですよ~。
単にググってみただけですw
そういうや印旛医大は、千葉県のドクターヘリの拠点病院だし、ドラマの撮影の舞台らしいですね
投稿情報: yomikaki | 2010/02/06 00:13
ローターが無いことに気づいただけでも、スゴイですよ。
この前、百里基地に撮影に行った時は、轟音とアフターバーナーだけで舞い上がっちゃいましたね。
投稿情報: Veneto | 2010/02/10 12:52
百里基地に行かれたんですね。
自衛隊はスゴそうだなぁ
投稿情報: yomikaki | 2010/02/11 09:56