昼食の後で向かったのは、一度来たかったイサム・ノグチ庭園美術館
日系アメリカ人彫刻家のイサム・ノグチは、牟礼は良質な花崗岩「庵治石」の産地として有名であり、技術力の高い石工、特にイサムの片腕となって彼を支え続けてきた和泉正敏がいることから、ここにアトリエを構えました。。(イサム・ノグチを知らない人でも、モダンな提灯風の灯りであるオゼキのAKARIシリーズはみたことあるのでは?)
そのかつてのアトリエを美術館にし、彼の作品を展示しているのがこの庭園美術館です
しかしココは事前予約制。
往復はがきでの申し込みが必要なんです。しかもやっているのが火木土と週に3日。見せる気があるのか無いのか…苦笑
でもそこそこ訪れる人がいるようですからね。
この庭園美術館は三つの部分に分かれています。
アトリエと所蔵品を収める蔵があるマルと呼ばれるエリア。それからイサムが牟礼に滞在した時にとまっていた建物そして亡き母へのオマージュとして作った庭です。
まずは美術館の人に連れられてマルといわれるエリアへ。
このエリアの入り口で概要説明。
中はもちろん写真撮影禁止。しかもそれぞれの作品には説明どころかタイトルすら表示されていません。自分でなにかを感じて(鑑賞)下さいってコトらしい。
そういうことを聞いたら、係の人が門を開け、さあどうぞ~と...(^^;
中に入ってまず気づいたのは、マルの中には未完成のものも含めて作品がみっちり。
どう見ていいやら、どっちが正面やら...
けれど奥にある所蔵蔵の中は完成品のみ、そして雑誌等でも見かける有名な作品が並んでいます。私が数ある作品の中で気に入ったのはやはりエナジーヴォイドかな。
エナジーヴォイドは高さが4m近い大作。
大きい石の彫刻ということで威圧感を感じるかというとそういうことはありません。滑らかに仕上げられた表面、丸みを帯びた輪郭がそう感じるのでしょうか?でも威圧感とは違う存在感、ひしひしと感じます。
それにコレ見る角度をちょっと変えるだけで、見せる表情が違います。この作品自体がDリングのような形をしているのですが少し歪めてるので、見る角度によって四角にも三角にも見えるのです。
さらに光の角度が絶妙。
屋外展示だと均等に光が当たるのでそんなこと無いのでしょうけど、今は蔵の中、戸口からの光が斜め正面から当たっていて、影が実にいい感じです
あとは真夜中の太陽もなかなか良かったです。
でもコイツはもう少し暗い展示室でスポットライトを浴びていた方が雰囲気があったかも
マルの次は生活していた家、通称イサム家へ
丸亀にあった御用商家 竹島屋の入江家(築200年)を移築した町家で、和泉正敏がアメリカで生まれ育ったイサムの為に、色々とインテリアを工夫し、そしてイサム自身が作った石のテーブルやAKARIなどが置かれています。
しかしここは残念なことに中には入れず。
香川県指定有形文化財であるからなのかどうかは分かりませんが、、外からチラリと見るだけ。
うーむ
そして最後はイサム家のすぐ脇にある小高い丘に作られた庭。
イサムの母親へのオマージュとして作られたものだそうですが、なんとなくこの造形はモエレ沼公園(行ったことないけど)を彷彿させます。
全部で1時間半くらいかな?
イサムノグチを堪能しました。
その後は直ぐ近くの山椒山公園へ
イサム・ノグチがデザインした遊具がありました。
庭園美術館では近寄れない、さわれないイサムの作品をココでは思いっきり触れることができます(笑)
ちょっと鬱憤晴らしww
また公園内には井戸もありました。
別にイサムとはなんのゆかりもないと思うんだけど、暑かったので水を出してみました。
今度はモエレ沼公園だな(笑)
さてさて関西・四国旅行はまだまだ続きます
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