そのまんまタイトル通りの本です。
フェルメールはご存じ寡作の画家で、現存する絵は30数点。となれば全部見て回ることも可能だろうという企画の本です。厳密に言うと、盗難にあって行方知らずの「合奏」など4点は見ていないのですけど...
この本は絵についての記述か主眼で、旅そのものについてはあまり触れられていません。
しかしフェルメールの絵画を所蔵している美術館がある都市毎に章立てされていますし、所蔵されている美術館の略歴や街の雰囲気等も書いてありますので、とても旅心がそそられます。
もし旅行先でフェルメールを見たいのであれば、この本がとても参考になるでしょうし、実際、この本を読んで出かける人も多いのじゃないでしょうか(他館への貸し出しには十分注意が必要ですけど)
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