数年前に映画化されましたねこの本、ひょんなことから手に入ったので読んでみました。
ストーリーは比較的シンプル。米軍のステルス爆撃機が吹雪の中の北アルプスの山中に墜落した。
その事実は政府によって隠されるが、たまたま下山中の北アルプスで不審な光を目撃した報道カメラマン西崎が真実を探ろうと現場へ潜入。
一方、離婚した西崎の元妻、慶子は米軍基地への不審者侵入事件から政府が何かを隠していることを突き止める。
政府がステルス爆撃機の墜落をひた隠しにする理由は何か?積み荷は?墜落原因は?
いろいろな疑問が渦巻く中、猛吹雪の北アルプスの山中で北朝鮮の兵士と自衛隊との戦いが繰り広げられる。戦いの行方は?墜落の真相は?慶子との関係はどうなるのか?
とまあ、北朝鮮対自衛隊との戦い、西崎と慶子の関係の二つを軸に話は進みますが、基本的には話はシンプル。 なので、テンポよく話を読んでいくことができます。
しかーし、しかしですねぇ、ラストが納得いかーん!
こんな、お涙頂戴で、かつそれで解決になるのなら初めからそうせんかい! というツッコミを入れたくなるようなラストはちょっと...
まあこの手の話に何か求めてしまってはいけないようなストーリーなんでしょうけど...
アクション映画の原作として見れば文句なしでしょうけどね。
著 者:高嶋哲夫
ジャンル:小説(アクション)
出版社:文芸春秋
文庫版:546ページ
価 格:890円
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