ダイエットをめぐるエッセイというか、ルポルタージュです。
いやダイエットが必要なのは著者じゃなくて、著者の奥さん。
結婚前は小泉今日子に似て、表情が顔からこぼれるほどキュートだったのに、今や周りに余白がふえたせいか表情が小さくなってしまったほど。
彼女の口癖はやせれば美人... 。
とまあのっけから、著者のペースに引き込まれてしまいます。
ダイエットの基本は、入ってくるカロリーを減らすか出て行くカロリーを増やすかのどちらか。ところがそこに、ラクしたいあるいは美味しいモノを食べたいと欲望が混じると、とたんに怪しくなります。
なので世の中には各種さまざまなダイエット法がはびこることに...
この本では著者が妻を引き連れ、その世の中のいろんなダイエット法に関して提唱者やダイエット成功者にインタビューしまくるという構成になっています。
ただインタビューした相手も決して、ダイエット成功者ばかりでは無いのがダイエット本とは違うところ。何十年もダイエットし続けているダイエットのセミプロ(?)など、いろんな人が登場します。
私自身ダイエットには無縁(だと思っている)からか、クスッと笑える話ばかりでした。
著 者:高橋秀実
ジャンル:ノンフィクション
出版社:アスペクト
四六版:218ページ
価 格:1,470円
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