Riding on the Rocketって...
ロケットはライディングって言うんですね。
もちろん私は英語がさっぱりなのですが、ロケットを”ライド”する言い回しがちょっと新鮮です。
この本の著者はアメリカ空軍出身でスペースシャトルに3回”ライド”した宇宙飛行士。
軍人さんなので、スペースシャトルに乗るのもバイクに乗るのも同じ感覚なのでしょうか?
戦闘機もライドというのかな?
さてさて宇宙飛行士は殆どが軍人上がりというのは周知の事実。
民間人が宇宙に行くようになったのはスペースシャトルが飛び始めてからのこと。
それまでは軍人の中でも選ばれたほんの一握りの人だけが宇宙へ行ける、そんな世界でした。
だからかこの本の中で語られる宇宙飛行士の話は、脳味噌も筋肉でできているんじゃないかというマッチョな、
そしてお下劣な下ネタ満載なまさに「ぶっとんだ」世界。宇宙飛行士の世界に後から入り込んできた民間の研究者との気質の違いが際だってます。
でも始めのウチはそういう話が多いのですが、読み進めるウチにだんだんとまじめな内容に代わってきます。
2度のスペースシャトルの事故、その遠因となったNASAの官僚的体質などなど
ただでさえ宇宙飛行士の世界というのは興味深いのですが、まるでそこで饒舌に語っているかのような文章に、
ぐいぐいと読み進めることができました。
面白いですよ!
ライディング・ロケット(上) ぶっとび宇宙飛行士、スペースシャトルのすべてを語る
ライディング・ロケット(下) ぶっとび宇宙飛行士、スペースシャトルのすべてを語る
著 者:マイク・ミュレイン
訳 者:金子 浩
ジャンル:ノンフィクション
出版社:化学同人
四六版:(上)360ページ (下)344ページ
価 格:(上)1,890円 (下)1,890円
何時もながらyomikakiさんの見識の広さには感服いたします。一度目のスペースシャトルの事故で犠牲になった日系人Onizukaさんを記念したロスのOnizuka streetに訪問した際は感慨深いものでした。ところで戦闘機乗りはDriverと呼ぶかも知れません。Eagle Driver とか Falcon Driver,,,.etc.。と呼ぶそうです。整備関係者はEagle Keeper,,,,,Falcon keeper etcだとか、、、。B軍関係者情報。
投稿情報: strikeeagl | 2008/05/28 21:46
strikeeagkさん、
戦闘機乗りはDriverというんですか?
この本の著者は厳密に言うと、戦闘機のパイロットではないようです。
詳しくないのでよくわかりませんが、複座の戦闘機の武器管制を担っている人?だったみたいです。ですのでスペースシャトルでも操縦したワケではなくミッションスペシャリストとして搭乗しているのです。
ひょっとしたらパイロットはDriverで、乗っている人はRiderというのかもしれませんね。
投稿情報: yomikaki | 2008/05/29 08:32