この人、八木 虎造さんのことは、きっかけはなんだか忘れちゃいましたが、そのBlog 「野球素浪人」を発見してからずっと愛読してました。
仕事中毒で廃人同様になった反省で、日本(仕事)を離れシチリア島へ。
そこでのんびりとバカンスを過すハズが3日でホームシック、1ヶ月で仕事再開。そんな中、アテネオリンピックで見た野球に影響され、無性に野球がしたくなって入ったチームはセリエAのプロリーグだった...
とまあこんな感じで綴られている「野球素浪人」が書籍になりました。大体はBlogで読んでしまっているのですが、活字で見るとやっぱり頭への入り具合が違いますね。
シチリアというと地中海の燦々とした太陽とマフィアくらいしか思いつかない私ですが、そんな中行われる野球の試合やその人間模様。とても面白く読めます。
もちろん日本などと違い、イタリアでのプロ野球ですからそれだけでは食べていけません。
みんな本業をもってますし、やはりラテン気質の国ですから、プレーのノリは草野球。なんかいいですねぇ、イタリア野球も。
これに味をしめた八木さんは、Blogではキューバに行って野球やソフトボールを観戦したり練習に混じったりしたあげく、今はリトアニアで野球をしているみたいです。(この本はイタリアの話だけだけど、Blogではその様子も読めます)
「包丁一本サラシに巻いて」じゃないけど、バットとグローブを持って世界放浪する日本人がいるって、なんかいいですね。 日本人として、野球ファンとしてとても嬉しく思っちゃいました。
本を読まなくてもBlogは手軽に読めますから、是非読んでみて下さい。
著 者 八木 虎造
ジャンル エッセイ
出版社 小学館
四六版 256ページ
価 格 1,260円
2004年にイタリアでセリエAでプロ野球選手になったとおっしゃってますが、実際はセリエCにしか在籍記録がないらしいですよ。苦情が出始めているようです。
http://yagitorazo.weblogs.jp/blog/2007/12/post_1d84.html#comments
セリエCならノリも草野球なのかもしれないですね。
自分から門をたたいて入れてもらっておきながら、「うっかり」入ったと言い、イタリア野球を調子にのった言葉で表現するのはどうか・・?と疑問に思います。
投稿情報: あれ | 2008/02/22 14:59
ありゃりゃ、そうなんですか?
ご親切にどうも
確かに真面目にやっていた人たちからすると、たまらんでしょうね。
でも正直私は八木さんの話自体も話半分(かなりの脚色があると)に読んでましたから...
しかしあんなコメント欄で第三者がやりとりしなくても。しかるべき筋から然るところに連絡すればすむ話だと思うのですが
投稿情報: yomikaki | 2008/02/23 10:04