図書館戦争シリーズの最終巻です。
原発を襲ったテロ発生!
その事件の参考にされたと覚しき小説を書いた小説家は、メディア良化委員会によってを拉致・幽閉の危機に! それを阻止する為に保護した図書隊の奮闘ぶりは如何に!
とまあ、今書いても設定は荒唐無稽。
でもそういう設定があるのが、SF、いや小説の醍醐味ですからね。あとは如何にその世界に入っていけるかどうか...
その点、この話は小気味よいテンポで没頭できます。
ちょっと前三巻を読んで図書館戦争シリーズの世界を理解するという下地は必要ですが..
いわゆるラブコメっぽいところが正直この年になるとこっ恥ずかしいものの、話の論理の組み立てはしっかりしているし、結構読み応えがある部分もあります。
この本では、前三巻のようないろいろなエピソードを絡めるのではなく、シリーズ最終巻にふさわしく前述の一つの事件を題材に、一気に最後まで読ませてくれました。
軽く読めるけど(通勤の行き帰りで読み終えてしまった...)、お勧めです。
有川 浩さんの他の小説も読んでみたくなりました。
著 者 有川 浩
ジャンル SF小説
出版社 メディアワークス
四六版 333ページ
価 格 1,680円
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