先日の「恋する水門」に続いては「工場萌え」。
ちょっとディープな方向に入ってきてしまいました(笑)
水門は見ていてなんだか親しみが持てるのですが、さすがの私も工場のプラントはちょっと... 確かに、高い煙突はカッコいいし、丸いタンクがかわいいとは思いますが、ここに出ている工場はそんな生易しいものではありません。
配管が縦横無人に走る石油コンビナートの蒸留棟、お好きな人はその銀色のパイプに"萌える"んでしょうけど、さすがの私も、ここまでの極みには達していませんでした。
写真だけだとどうも、頭をひねるばかり...修行が足らないようです(笑)
でもこの本、写真だけじゃありませんからご安心を(?)
工場鑑賞の基礎知識、そして工業地帯毎の解説など初心者向けのガイドがあるんです。
この大山さんの「工場愛」に溢れている文章が面白い!
先日読んだ「恋する水門」はも解説はありましたが、言うなればおしとやかに「ちょっと見てよ、いいでしょう。惚れるでしょ?」という感じの女性的な感じだったのに対し、この本は実に男性的(工場自体が男性的だからかな?)。
「いかに工場が魅力的なのか」を力説し、「萌えてない」人も「工場萌え」の世界へ引きずり込もうとするようなパワーを感じます。
またこの本には工場デートのコースも設定されています。
大体デートの中に「工場」という言葉が入ること自体が考えられないのに、恐ろしくも彼女(彼氏)を工場萌えの世界へ洗脳しようと、 コースが初級・中級・上級と設定されています。
絶妙な文章に思わず、「なんだか工場デートも悪くないじゃん」と思ってしまったら、まんまと大山さんの策略にはまってしまったということでしょうね(笑)
実はここの中で取り上げられている中級コースのポートタワーに千葉港クルーズは、すぐウチのそば。 今度行ってみようっかな?(おっとアブナイ)
著 者 大山 顕
写 真 石井 哲
ジャンル 写真集
出版社 東京書籍
文庫版 111ページ
価 格 1,995円
yomikakiさんがどんどんディープな方向へ・・・
私には「萌え」という感覚がまだ理解できないでいるんですけども・・・。
一度読んでみた方がいいかなあ・・・
工場=社会科見学の時に、ピタゴラスイッチ的な感動を
覚えて、すごいすごいと思ったそのままです。
なんていうか・・・機械の中に入っちゃったみたいな。
この本はそういう工場本来のシゴトという凄さでなくて、
その「見たまま」に「萌える」っていう本なんでしょうか。
投稿情報: Bake | 2007/12/13 10:43
おぉー!
私も「恋する水門」と共にこの写真集気になってました(笑)
Amazonで見ると下にずらずらずらっとそれ系の本が出てくるんですよね。
ちなみに私は古い工場の錆びた感じが「今まで頑張ってきた」感があって好きです。
投稿情報: micio | 2007/12/13 15:17
おおーっ、なんだか喰いつきがいいですね、工場ネタ(笑)
>Bakeさん
やっぱり普通に考えると、「萌え」と「工場」って対角にあるような気がします。そこをあえて「工場萌え」としたところが凄いんでしょうけど、やっぱりワタシもよく判りません(笑)
たぶんBakeさんと同じだと思うのですが、働く機械(特に物理的に動くもの)はカッコいいと思うのですが、こういう化学プラント系の外観を見て鑑賞するというのはちょっと...
ただ実物を見ると感動してしまうかも知れません(笑)
>micioさん
「古い工場の今まで頑張ってきた感」って確かにいいですよね。
昔の工場や機械ってなんとなく暖かみがありますし、今は動いて無くても動いてたときの様子を考えるととてもイイです。
「それ系の本」、結構最近たくさん刊行されてますよね。
図書館で借りまくろうかな?(笑)
投稿情報: yomikaki | 2007/12/14 08:20