単なる移動の手段だけではありません。
いい自転車は垂涎のまなざしで見つめられ、乗っている奴は鼻高々だったものです。(オトナになった今もその構図はそんなに変ってないかもしません...笑)
なにが羨ましかったのかというと、リトラクタブルライトやフラッシャーといった今考えると吹き出してしまうような装備だったり、スピードメーターだったりします。
この本の著者である疋田さんとは同年代なので、まさに同じような時代を過ごしてきました。この本を読んでいて、昔はロードマンとか大流行したなぁーなんて思い出したりしました。
やがて大学に入り原付や車が主な足となり、いつしか自転車には乗らなくなってしまいました。そう、つい最近までは。
でも、最近自転車は静かにブームとなってきています。
雑誌に取り上げられることも多くなってきたし、なにより自転車通勤をしている人が周りに数人います。そうなると自分もちょっと興味を取り戻してくるのは自然な流れかと。
流行モノに全部飛びつくワケではありませんが、やっぱり、自分の足で移動する爽快さ、決して早すぎないスピード、その気持ちよさが懐かしく思えてきます。
で、自転車買っちゃったワケですね(笑)
この本自体は「自転車通勤で行こう」となっていますが、別に通勤に限定したエッセイではありません。でも確実に自転車に乗りたくなってきます。
良い季節になってきましたし、自転車に乗って出かけてみませんか?
著 者 疋田 智
ジャンル エッセイ
出版社 WAVE出版
四六版 221ページ
価 格 1,500円
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