メガスターって知ってますか?
メガスターとはお台場の科学未来館に行けば見ることのできる、世界最高性能のプラネタリウムです。
どれくらい性能が良いかというと、普通のプラネタリウムが映し出す星の数は多くて数万、それが科学未来館にあるメガスターⅡだと500万個、12.5等級の星を映し出すことができます。つまり星の数が桁違いなのです。
メガスターが12.5等級という通常、肉眼で見ることできない星まで投影するのは、圧倒的なリアルさを実現するためです。例えば天の川は一つ一つ星として見ることができますのです。
私も見ましたが、このリアルさは圧巻です。
そしてその素晴らしいメガスターは驚くことなかれ、なんと個人の趣味として作られたものなのです。
この本はメガスターの作者 太平さんが、の子供の時からのプラネタリウム製作史について綴った本です。
小学生の頃、夜光塗料をもとに部屋に星空を飾ったことから、太平さんの製作が始まりました。ピンホール式のプラネタリウムである1号機、2号機、レンズ式の3号機とどんどん高性能になっていきます。
そんな太平さんの話を読んでいて思ったのは、大平さんの子供の頃からアチコチに電話する実行力もさることながら、そういった子供の問い合わせに対して、おざなりにせずキチンと対応してあげた周りの大人たちの素晴らしさ。
近くのプラネタリウムの館長さんを紹介してあげた校長先生、剰余品のレンズを無償であげた光学メーカー トキナのエンジニア、いろいろと相談にのってもらった隣のエンジニア。素晴らしい出会いが素晴らしいメガスターを作り上げたといってもいいでしょう。
けれど...大平さん、本を読む限りではかなりユニークな方です。自作のロケット花火から始まって高度2,000mまで打ちあがるロケットまで作っているのですから。
著 者 大平 貴之
ジャンル ノンフィクション
出版社 エクスナレッジ
四六版 245ページ
価 格 1,890円
ps. なんとKinkiKidsの堂本剛さん主演で2時間ドラマ化されるようです。
(8月26日 午後9時~11時 フジテレビ系列)
プラネタリウムといえば,渋谷にあった五島プラネタリウムを思い出します。
子供の頃,何回も見に行きました。
初めて見たときそのスケールの大きさに衝撃を覚え,にわか天文ファンになったものです。
大人になってからも何回か見に行きました。なくなってしまったのが残念です・・。
「メガスター」のこと知りませんでした。ぜひ見に行きたいです。
本も読んでみます。
投稿情報: Abruptio | 2005/08/20 11:36
Abruptio さん、こんにちは。
お台場のプラネタリウム、本当に素晴らしいですよ。オペラグラスをお持ちでしたら是非持っていてください。
科学未来館は、GeoCosmosも綺麗ですし、結構見どころいっぱいです。
お勧めスポットです。
投稿情報: yomikaki | 2005/08/20 22:02