都会で暮らしていると、どこか自然が豊かな田舎でのんびりと生活したいなぁと思いませんか? それが暖かい南の島だったらなおさらいいですよね。
でも漠然と南の島で暮したいなぁと思っても、旅行するのと暮らすのとは違いますよね。旅行する時には青い海、白い砂、まぶしい太陽なんてぱっと思い浮かべますが、もっと身近な自然ってどうなんでしょう?
都会の生活でも周りにある僅かな動植物も、季節によって結構変わっていくものです。それが南の島だと...
この本は池澤夏樹さんが、沖縄本島の東海岸のとある村で1998年暮れから2004年の夏にかけての五年半の暮らしを綴ったエッセイです。
派手な話はありません。それこそ自分の家の庭を中心とした、身の回りの鳥・昆虫などの動植物、素晴らしい日の出、すさまじい台風など、感じたことをそのまま綴った、まさに身近な自然誌です。 沖縄に暮らすってどんな感じかということを教えてくれます。
ただ淡々と綴られていて、面白みにはかけるかもしれません。
ps.しかし税込み2,100円は高いじゃないのかなぁ?(図書館で借りたからいいけど)
アマバルの自然誌
沖縄の田舎で暮らす
著者 池澤夏樹
ジャンル エッセイ
出版社 光文社
四六判 249ページ
価格 2,100円
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