先日の1000000人のキャンドルライトで、ふと数年前クリスマス前のスイスに行ったときのことを思い出しました。
クリスマス前のチューリッヒの町並みはクリスマスイルミネーションがきれい。ウィンドウショッピングをしながら、Bahnhof strasseをチューリッヒ湖の方へ歩いて行きました。
行き止まりの湖畔の広場では、なにやら人がさかんに出入りしているテントがあります。ちょっと見た目はそう、日本の年末のしめ飾りの屋台のよう。「あれは何?」と当時チューリッヒ在住の友人に聞いてみました。すると「入ってみた方がよくわかる」とのこと。そこで中に入ってみることにしました。
テントの中にはあまーい匂いが立ち込めています。そこはクリスマスキャンドル作りの真っ最中なのでした。我々も早速トライしてみました。
作り方は簡単。蜜蝋が溶かしてある鍋に、指に引っ掛けたロウソクの芯を垂らすだけ。漬けたら引き上げて鍋の外で冷やす。しばらくしたらまた漬ける。これの繰り返しです。
つまり鍋の中では芯に蜜蝋が付く→そこで外に出すと冷えて固まる→冷えたとこでまた漬ける→漬けたら引き上げて冷やす。この繰り返しでキャンドルを作るのです。
ただ、あまり鍋に漬けるぎるとせっかく芯についた蜜蝋が溶けちゃうのでホドホドに。
老若男女鍋を囲んで、漬けて上げて漬けて上げて。
おしゃべりしながらの人もいれば、真剣に取り組んでいる兄ちゃんもいます。
下手なことしてると、年季の入った爺さんに「早く揚げろ!そんなんじゃうまくできんぞ。こうしろ」とアドバイスされます。出来上がったら、係の人のところにいって重さを計り、それで目方でお勘定となります。その時にツイストなどの簡単なスジを入れてもらうこともできます。
別にその日のうちに完成させなくても、ボトルキープならぬキャンドルキープもできます。
つくりかけをキープするフック
その向こうに見える兄ちゃんが会計係です。
クリスマス前のヨーロッパには何回か行ったことありますが、他では見たことありません。チューリッヒだけの風習なのかな?
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