先月初めて歌舞伎を見てきました。
見たのは夜の部。今月は「元禄忠臣蔵」「韃靼」「義経千本桜」の三つ。そのうち韃靼は舞踊ですので、お芝居は「元禄忠臣蔵」と「義経千本桜」の二つになりますが、無論全部上演する訳でなく、そのうちの何場面かを抜粋して構成してます。
さて感想は?というと、歌舞伎にあんなにあわただしく、かつ長いとは想いもしませんでした。昼の部と夜の部で観客の入れ替えがありますが、それが15分程度しかない。幕間に腹ごしらえとなりますが、それが30分しかない!
ですので急いで弁当を食べて、トイレも行かなけりゃならない。女性はトイレが混んでいて、大変そうでした。そして上演時間は4時間強。年寄りならずとも結構疲れます。
さあ、昼の部と夜の部の入れ替え
歌舞伎そのものは?というと、仁左衛門の演じるならずもの「いがみの権太」が小気味よく、そしてストーリーは文楽で初演されてから何百年と立っているだけあって、練りこまれていて面白かったですね。そしてただ面白いだけではなく、哀れなお話でもあります。(ストーリーはこちら)
そして「義経千本桜」といいつつ、義経も桜も出てきません。(ですのでちょっと桜.BLOGからすると反則かな?) 今回の部分だけでなく「義経千本桜」全体では、義経はどちらかというと脇役。主人公は平家の勇将 平知盛、吉野のならず者 いがみの権太、鼓を慕う狐忠信の3人です。そしてなぜ千本桜なのか?ということを研究している人もいるようで、「千本桜」とは「千本卒塔婆」をさす。つまり源平の戦いにおける無数の死者をさしているとの説があるそうです。
※ ちなみに3月の歌舞伎は義経千本桜のうち いがみの権太 の部分でした。今月4月は平知盛の部分です。
<おまけ>
歌舞伎の時に食べたお弁当(升本のすみだ川)です。
銀座の三越で買いましたが、結構美味しかったので、また買っちゃいました。
月替わりのごはんは3月は筍ごはんですが、桜の花が載っており、ほのかに桜の香りがします。
手前のピンクのが桜の花です
TITLE: 横浜の桜@<桜.BLOG>
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昨日の“木の芽起こし”の雨が“ハナチラシ”の雨となるとの観測をしていただけに、本
投稿情報: | 2004/04/05 23:47