ダン・グレアムはハーフミラー,ガラス等を使ったコンテンポラリーアートで有名なようですが...正直、今までよく知りませんでした。コンテンポラリーアートに結構興味があるので、近くで開催されるのを機に行って来ました。
千葉市美術館は、浮世絵と今回のようなコンテンポラリンアートの特別展をよく開催しているのですが、一般受けする浮世絵と違ってコンテンポラリーアートの展覧会はいつも空いています。特に今回は平日だったこともあり、ガラガラでした。
展示内容は、初期のグレアムから今回の展示のために作成した2作品まですが、近年の作品は模型とビデオを使った展示が中心で、それに加えて2,3の作品が展示されています。
ビデオは、国内外の作品展示の模様を撮影したものとドキュメンタリーにまとめて解説を加えたものの2種類がありましたが、前者のものが圧倒的に面白かった。作品に写りこむ自分の姿と作品の中に居る人を重ね合わせたりして、遊んでいる様相がユーモラスに映し出されています。そう、それは遊園地にあるあのミラーハウスのよう。グレアムの作品って堅苦しく考えなくても楽しめるんだと教えてくれます。
そうすると残念なのは人の少なさ。連れがいればいいのですが、今回は一人。せめて他の人の映る姿でもと思っても前述のようにガラガラなのでそれもままならず。 だって展示室に一人だけって場合がほとんどで、他に人がいることがあってもそれは警備員... (まあ人が沢山居過ぎてもこまるけどね)
あとビデオを見て思いましたが、グレアムの作品って屋外で見たほうが楽しそう。やっぱり室内じゃなくて周りの風景の写りこみがあったほうが良さげ。
私はまずまず面白かったけど、興味の薄い人はお金を払ってまで見に行くものではないかも...。
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