とりあたまと言えば西原理恵子。そう西原理恵子が外務省のラスプーチンこと佐藤優とタッグを組んで、時事問題をテーマ?にして週刊新潮に連載していたものの単行本です。
編集部から出されたお題について、佐藤優がエッセイを、西原理恵子が漫画と分担しているわけですが、こらがいい感じ。
でも。ただ、まえがきで佐藤優が書いてますけど、案の定、事前打ち合わせなしの勝手に原稿に書いているところが凄いね
西原さんの漫画って下品でガサツのように見える(いや事実そうかw)けど、結構奥が深いですよね。他の作品を見ていても、頭いい人なんだろうなぁと感じることが多々あります。
なので結構こういう形態の連載の場合、文章を担当する人はそれなりの文章力や洞察力を持った人じゃないと文章が負けちゃいますよね。文章の分量を多くするとかしないと。そういった風に考えると「恨ミシェラン」の文章を担当した神足裕司も凄かったですね。
その点、佐藤優は頭がいいし、ロシアや外務省の中の話など普段なかなか耳にしないものだから西原理恵子の漫画に負けてません。ちょっと文章が固い感じだけど、それが西原さんの漫画でいい具合に力が抜ける。硬軟の相乗効果ってやつですね。
この連載はまだ続いているのかな?
続編があればまた買っちゃいます。
著 者:西原理恵子・佐藤優
出版社:新潮社
変形版:143ページ・
価 格:各 1,150円
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