なぜ計画停電が実施されないことがあるのか?
電力に詳しい友人から解説を頂きましたので掲載させて頂きます(一部改行、てにをは等、変えさせていただきました)。
計画停電について。
電気は貯めておくことが出来ません※。
従って変動する需要に対して、瞬間的に供給を合わせることが必要です。そのため、電力会社では系統全体で需給を一致させ、電圧と周波数が一定の範囲に収まるよう、細かい調整をしています。
今回の計画停電は、需要に供給が追いつかなくなることを防ぐために行われるものです。
供給が不足すると、まずその周辺で電圧がさがり、やがて大規模なエリアの停電に繋がります。つまり計画停電は電圧崩壊による大停電を防ぐための防止策なんです。
また供給に余力があるときに停電を行うと、逆に電圧が高い方に動いて無用の周波数変動※をまねくので、系統運用上行うべきではありません。だから停電予定だけど停電が起こらなかった、ということがおこるのです。
配電は行政単位で設置されているわけではなく、どの変電所から供給されるのかによって決まります。だから同じ市内でいくつものグループに含まれる場合があるんです。
供給が需要に足りない現在の電力系統の大規模停電を何としても避けるための手段なんです。
yoneyamaさん、ありがとう。
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