先日、埼玉に行ったのはジオキャッシングというより、埼玉県立近代美術館で開催中のアンドリュー・ワイエス展を観に行く為でした。
この展示は、昨年亡くなったアメリカを代表する画家、アンドリュー・ワイエスの膨大なコレクションをもつ丸沼芸術の森所蔵作品の展示会です。
ワイエスの絵はいろいろなシリーズがあるのですが、今回の丸沼芸術の森所蔵作品は、オルソンハウスの物語がメインです。オルソンハウスといえば、美術の教科書に載っているあの有名な「クリスティーナの世界」の舞台となった農場で、アルヴェロとクリスティーナの姉弟が暮らす農場です。
むろん「クリスティーナの世界」自体はMoMA所蔵ですけれども、この丸沼芸術の森所蔵の作品には、その習作が多数あり、どんなところにこだわっているのかよくわかりますね。
そして「クリスティーナの世界」だけでない、二人が暮らしたオルソンハウスの寂寞とした雰囲気が感じられる、その他の作品群が見れて良かったです。
正直、ワイエスの展覧会は2000年に平塚市で開かれていた素描展を皮切りに何度となく通っているので、見覚えのあるものが多いですね。でも展示の仕方やキャプションによるのかもしれませんが、その時々で見方が変わります。
でも...いつかMoMAに行ってみてみたいなぁ...
展示の最後にはこのオルソン・ハウスの現在の様子を写したビデオが流されていました。でもビデオだと明るい綺麗な場所にしか見えませんね。やはりワイエスの目を通したオルソンハウスは、その内面を映し出しているような気がしました。
この展示は今年の12月12日まで、もう一度くらい見に行きたいなぁ...
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