ホーム最終戦、本降りの雨が降っているマリンスタジアム。
通常ならやらない天気だけど、イーグルスの日程が厳しいからか強行開催されました。
マリンスタジアムの正面には今シーズン限りのボビーへのメッセージカードをまとめたボードが張り出されていました。
そして、今シーズン限りでマリーンズを去るのはボビーだけではありません。シーズン最後の試合というだけでなく、彼らを送り出すセレモニーもがあります。けれど...
誰もが心配していたアノ事件の尾...
彼らがまた何かをしでかすんじゃないか、一体となった応援ができるのか不安を覚えていた人は多かったんじゃないかと思います。
しかしその不安を一掃するかのように、1回の裏、マリーンズの攻撃が始まる前に、彼らがライトスタンドの演台の上にところ狭しと並び、謝罪をしました。
みんなだって、彼らがいたから今のマリーンズの応援スタイルが出来上がったこと、マリーンズが好きなコトぐらい知っています。先日のいきすぎたコトはこれで一切に水に流しましょ。
We Love Marines!
やっぱり、みんなマリーンズが好き、野球が好きなんですよ。
だからスタンドにいるみんなは一体になって応援しなきゃ!
試合は正にそういった思いが届いたかのような試合でした。
普通なら中止になるような雨の中、投げていた成瀬は2回にヒット、死球、四球でノーアウト満塁とした後、聖沢にタイムリーを打たれ、2点先制されます。
しかしすぐその裏、サブローがホームラン!
そして、早川の2ベースの後、幸一のタイムリーで同点!
こういう雨の日は5回にコールドになる可能性もあるので直ぐに追いつくのが大事。
でもそのまま試合は均衡状態に。
試合が動いたのは8回の裏。
楽天3番手の福森に2アウトを取られた後、大松の2ベースから怒濤の攻撃が始まります。続く今江がタイムリー2ベースで勝ち越し。そして続く将が敬遠。
ここでライトスタンドからは、もう何年ぶりでしょうね。
Calling Callingのチャンステーマ!
里崎!Calling! Calling!
その里崎がタイムリー3ベースでさらに2点追加!
もうスタンドは大盛り上がり(えっと正直言うとCalling Callingはついて行けない人が正直多かったです...)
そしてお次の早川は、垣内哲也のテーマ(愛しておくれ)
いや、初球でセンターフライでしたけど...orz
そして迎えた9回の表。
まずはブライアンがマウンドへ。
先頭打者のリンデンに2ベースを打たれますが、続く憲史と聖沢の二人をフライに打ち取り、ピッチャ ー交代。そう今シーズンで引退する教授の登場です。
最後のマウンドに向かう小宮山。
スタンドは総立ちで小宮山コールでたたえます。
打者は中谷に代わって、代打セギノール。
そのセギノールに向けて投げた球は...ライトフライ!
ゲームセット!
打たされたセギノールは小宮山に握手を求めてマウンドへ
最年長セーブ記録を更新して小宮山の最後のマウンドは終わりました。
結局、最初から最後の9回まで降り続いた雨にもかかわらずスタジアムは満員です。そうこれから始まるセレモニーを待っているのです。
やがて小宮山投手の引退セレモニーから
降りしきる雨の中、コミさんは
「近い将来、このユニフォームを纏って、このスタジアムに戻ってきます」
と宣言してくれました。
リップサービスにしても嬉しいですねぇ。
正直マリーンズに戻ってきてからのコミさんは、敗戦投手という意味合いが強く(まあ高木さんと二人でスクランブル発進してた時期もありましたが)、全盛期というワケにはいきませんでしたが、だからこそ、マリーンズの投手陣の支えとなっていたのは間違いないでしょう。個人的にはシェイクの3連投?で日高を三振に打ち取ったのがとても強烈に記憶に残っているのですがw
そんなコミさん、またマリーンズに戻ってきてくれる日を楽しみにしています。
<ボビー編に続く>
理路整然とした語り口と深いうんちく、独特のユーモア。またひとり、個性派のプレーヤが現役引退してしまいました。指導者や解説者としての小宮山も楽しみだけど、あの投球術が見られなくなるのはさびしいかぎりです。ぅぅぅ…
投稿情報: maruho | 2009/10/08 01:39
毎年、このシーズンになるとグランドを去る選手が多くて寂しい限りです。
よそのチームに移ってもプレイできる選手はいいのですが、そうでない選手も多いですからね
投稿情報: yomikaki | 2009/10/11 08:25