待ちに待ったジオキャッシングのオフィシャルiPhoneアプリがリリースされました。売価が$9.99が¥1.,200になってしまう内外価格差が気にくわないけど、早速購入してみました。
初期画面はこんな感じです。
なかなか雰囲気のある、かっこいい画面だと思いませんか?
画面中央にLocating...とあるように、立ち上げるとまず測位を開始します。続いてPreparig... Serching...と続いて、現在位置に近いキャッシュの一覧が表示されます。
と、ここまで読んでアレ?と思われる方もいるでしょう。
そうなんです、このアプリ、ジオキャッシングのアカウントを必要としないんです。なので誰でも座標が分かってしまいます。
これは良いことなのか、悪いことなのかちょっと判断がつきかねますが、とりあえずお金を出して買わないと座標が判らないワケですから、キャッシュが荒れるということは無いかなと...たぶん。
むしろ、Found済みのキャッシュや自分がHideしたキャッシュをマスクする機能が無いことが、ちょっと残念です。
リストは現在位置からの距離の近い順に表示されます。
その中から一つのキャッシュを選択すると、上右のような表示になります(一部座標の数字を消してあります)。そこでそれぞれDescriptionやRecentLogs、Hintを選択すると、キャッシュの説明や最近5件のLogsが表示されます。これはプレミアム会員がDLできるGPXファイルと同じですね。
このスクリーンショットには日本語が出ていませんが、たまたま映っていないだけで、日本語(HTML entity Encodeされたもの)はきちんと日本語表示もできていました。
で、実際にキャッシュハントに使うのは、MapとNavigate
Mapはご覧の通り、GoogleMapでの表示がなされます。
コイツはなかなか便利です。もちろん航空写真表示にも切り替えられますので、キャッシュの近くに行くのに重宝します。
そしてGarmin等のハンディGPS等をお使いの方にはおなじみのコンパス表示によるナビゲート。赤い矢印が指している方向にキャッシュがあるというワケです。キャッシュまでの距離も右下に出ています。
ここで問題が一つ。
もちろんiPhoneには電子コンパスなんか入っていません。なので電子コンパス未搭載のハンディGPSでと同様に、移動した際の座標の差分で向かっている方向を割り出すしくみになっています。
なのでこのコンパスの感度というか反応は、測位の間隔に左右されると思うのですが、やっぱり専用機(ハンディGPS)に比べ、かなり反応が鈍いんですよね。
よーく画面を見ると、コンパスの円の下に白い点が並んでいます。判りますか?(上の図では四つ)
この白い点は、一つずつ増えていって、やがて全部消えて、また一つずつ増えるというのを繰り返しています。どうやらコレが測位のタイミングを示しているようです。
時折、反応しないなと思っていると、この白点が増えずに固まっているとうことがありました。このアプリを動かすときは、一度電源をOFF/ONして、裏で動いているアプリが無いようにしてから使うのがいいのかもしれません。
さて、初めの3つのスクリーンショットの下部を見てもらうと判りますが、このアプリはFind Cache,Find Trackable,Saved Iems,Settingの4つのモードに分かれています。
FindCacheをタップすると上左のような画面が出てきて、最寄りのキャッシュだけでなくキャッシュのWaypoint名(GCXXXXX)などでキャッシュを探すことができるようになっています。
Find Trackableも同様。TBの番号からそのTBのディテールを見ることができるようになっています。そうそう書き漏れましたが、キャッシュにTBがある場合はRecentLogsの下にInventoryと表示が出てきますので、そこからもTBの情報を見ることができますよ。
問題はSavingItems
キャッシュの画面にSaveというボタンがあることから、キャッシュの情報をローカルに落とすことができ、それを呼び出すときに使うのだと思いますが、ココをタップするとアプリが落ちます(笑) 完全なバグですね。
Setting画面は文字通りセッティングに使用します。
設定は3カ所。単位とリストに表示するキャッシュの数と、表示するキャッシュの種類。
しかしココにもバグが...
単位をKM/Metersにした場合、キャッシュのリストの距離表示はメートル系に変わるのですが、Navigate画面がマイル表示のまま(苦笑)
なんとかしてくれぇ~!
キャッシュの種類については、Basicがトラディショナルキャッシュのみ、Advancedがマルチやミステリーキャッシュも含めてリスト表示する形になっています。
でもですねぇ、ここまで読んで気づかれた方もいるかと思いますが、手打ちで座標を打ち込んでそこへナビゲートすることができないんですよ。つまりマルチキャッシュやミステリーキャッシュはこのアプリでは無理!
総括すると、既にGPSを持ってジオキャッシングしている人は、キャッシュディテールを見る手段として重宝するのじゃないかと。
個人的にはS11HTのEBPocket+英辞郎のクリップボード検索に対応するアプリ(機能)が欲しいところですけど。
GPSを持っていない人にとっては、ジオキャッシングを始める良いきっかけになるかと思います。
マルチキャッシュなどに対応できないという点やちょっとナビゲートの反応が遅いという難点がありますが、少なくともiPhoneを持っていれば1,200円でジオキャッシングツールを手に入れることができるのはとても大きいと思います。少なくとも今のGPS携帯でのジオキャッシングよりはよっぽど使い勝手がいいと思いますしね。
あとは...バグつぶしと、機能のブラッシュアップを一刻も早くして欲しいなぁ。
ps. iPhone・iPod touch ラボさんのところでも、紹介されています。
iPhoneユーザーの中で、早速ジオキャッシングに挑戦する人が出てきたみたいです。
初めまして。
トラックバック頂いたと思ったら、Yomikakiさんではないですか!
キャッシュの設置有難うございます。とても楽しませてもらいました。
すっかりハマったようなので今後とも宜しくお願い致します。
投稿情報: Nakimo | 2008/10/19 10:38
Nakamioさん、こちらこそ初めまして。
ジオキャッシング、お気に召しましたでしょうか?マルチキャッシュ等は難しいですけど、まだ幕張・稲毛界隈にいくつかありますので、是非チャレンジしてみて下さい。
ps.いつもBlogの方拝見してます。有益な情報ばかりで助かってます。こちらこそよろしくお願いします。
投稿情報: yomikaki | 2008/10/19 21:29