さて絵を堪能した後は、腹ごしらえ。
実は食い倒れツアーといいつつ、この日の昼はあまり下調べをしてませんでした。とりあえず福島から米沢へ向かう国道13号沿いのどこかで蕎麦屋にでも入ろうかと考えていました。まあ無ければラーメンやかファミレスでもいいやくらいの感覚。
あんまり良さそうなのが無いなぁと思いつつ、どんどんと山の近くに入っていき、こりゃ昼食を食べそびれてしまうと、少し焦り始めた頃、蕎麦屋の看板を発見しました。
場所は芭蕉の句で有名らしい医王寺の近く、看板には軍鶏・蕎麦と書いてあります。
国道13号からその看板に沿って医王寺の方へ。しかし途中で判らなくなってしまい、うろうろしていたところで近所のオジさんに声をかけられました。
「蕎麦屋2軒あるよ。店の名前は?」と聞かれたのですが、そもそも適当にやってきたのでどっちの店でもかまわないワケです。そこでオジさんお勧めの「今食べてきたばっかり」の方のお店を教えてもらいました。
ソレが大正解でした。
その名も「どう楽」というこのお店、定年退職した人が道楽でやっている蕎麦道場の付設しているお店。一日60食限定でお蕎麦を食べれるようなのですが、これがとてつもなく旨い!今まで食べた蕎麦のベスト3に入ります。
この蕎麦の麺が、十割なのにの輝いていてプリプリ。
しかもあまり類を見ない細さ(2mm強)。よくこんなに細く裁てるもんだと包丁技と蕎麦生地に感心。
強いて言うなら麺汁が鰹だしが強すぎてなんだか市販品ぽい感じがするのと、天ぷらが少し油っこいのが難点だけど、でもそんなものを吹き飛ばすくらいの蕎麦の美味さです。
値段もとてもリーズナブル。天ざるで1200円だったかな?
天ぷらはちょっと油っこかったけど、蕎麦が良ければすべてよし(笑)
また来たいと思うようなお店でした。
場所は非常にわかりにくいところ、福島の郊外のしかも住宅地の中ですから...
もし行くのなら、医王寺の近くに行ったら近所に人に聞くのが一番だと思います。
食い倒れは始まったばかり、まだまだ続きます。
※昨日アップした記事を分割再編集しました。
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