さてさて、田母沢御用邸記念公園。
前回も書いたように、元々あった建物・東京から移築した建物に増築の繰り返しで、1360坪という広い建物です。
ただ広いワケではなく、所々に中庭があるので、建物の構造が複雑、まるで迷路のようになっています。
そして今回行った時期は、 ちょうど普段公開されていない3階の御展望室が特別公開されているというグットタイミングでした。
建物の中には建物自体の歴史や、修復・復元についてのパネル展示があったりしましたが、
やはり建物と庭が良かったですね。
厳密にいうと建物自体は正直、
面白みのあるものではありませんが、注目すべきは建具関係。
例えば釘隠
もちろん菊の紋章があしらわれているのですが、
この釘隠も建物の場所によって微妙にデザインが違うんですよね。
大正天皇の御座所、皇后の御座所、おつきの人の詰め所など、その部屋を使う人によって厳密に区別されていました。
また床の間の違い棚だって、こんな感じ
さすがと言うしかありません。
けれど、ワタシが気に入ったのはコイツ
電気のスイッチです。
昔の電気はダイヤル式で回すようになっていたんですね。
謁見所だったところにはイスとテーブルが置いてありました。
あのイスに座って、謁見したんですね。
あの丸テーブルがちょっと気になって見たかったのですが、 部屋内は立ち入り禁止で見ることができませんでした(残念)
特別公開の3階からの景色はこんな感じ
建物が林の中にあるので、そんなに眺望がきくわけではありません。
せいぜい庭を見下ろすぐらい。
でもちょっと「おおっ!」と思ったのが屋根
この屋根、全部繋がっているんだそうです。
「なんだ、そんなこと」と思われるかもしれませんが、この建物の場所によって1階建、2階建、3階建となっていますが、
その全てのエリアの全てが繋がっているですよ。なんだか凄いと思いませんか?
ぐるっと回ったら、外に出て庭を見物、でも冬なので風景はイマイチ。
見事な枝垂れ桜があったりして、いい季節には見応えがありそうでした。
もう少し暖かければなぁ、もっとのんびりしてきたのだけど。
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