とうとうその日がやってきてしまいました。
ドラフトで入団が決まる選手もいれば、球団を去る選手もいます。
マリーンズでも一昨年は初芝、昨年はモロと惜しまれつつも球団を去っていった選手達がいます。そして今年は、ロッテ低迷期を支えた魂のエース、ジョニーこと黒木知宏選手を始めとして5選手に戦力外通告がなされました。
恐らく大多数のマリーンズファンの間では、昨日の勝ち負け以上にジョニーの戦力外通告の方が大きなニュースだったに違いありません。
ジョニー...
確かに噂はありました。
ここ数年の成績、年齢等を考慮するとやむを得ないのかもしれません。
しかしジョニーはそれだけでは無いはず。
気迫のこもったピッチング、あの雄叫び、その熱いプレーに誰もが魅了され、「魂のエース」とまで呼ばれるのですから。
その名前だけで観客を呼べる、マリーンズでは数少ない選手だと言えます。
優勝した年、2005年の8月28日、その日はマリーンズがプレーオフ進出を決めた日なのですが、その日はジョニーが先発するということでマリスタは凄い人の数でした。
フィールドに入る前、帽子を取り、頭を下げていたジョニー。
何を思い、そして今、何を思っているのでしょうか。
その時は勝利投手になり、お立ち台に立ちました
本人は現役続行希望ということですが、ファンとしては他のユニフォームに袖を通すジョニーは見たくない気もしますし、けれど頑張って欲しいという気もあり、正直複雑な気持ちです。
ジョニーってそんなに凄い選手なの?という人が中にはいるかもしれません。
そんな人には、マウンドの記憶というノンフィクションを是非読んで下さい。
ジョニーの半生を描いた作品なのであり、野球に興味が無い人でも十分感動を与えられる素晴らしいノンフィクションだと思うですが、今は絶版(是非復刊を!)なので、図書館で借りて読んで下さい。
もう涙無しでは読めません。
ジョニー、今までありがとう!
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