なんとなくタイトルだけ見ると、凄い秘境で凄い体験をする旅行記のように思えますが、意外と普通の旅でした。
取り上げられている国々はスロヴェニア、パプアニューギニア、ボルネオ、ナミビア、コスタリカ、アラスカ、イースター島。だけどパプアニューギニアとナミビア以外は、なじみがないところだとはいえ普通の観光地。
ボルネオは私も行きましたしね(笑)
確かにパプアニューギニアとナミビアは辺境と言っていいと思いますが、いかんせんそれが文章からあまり伝わってこないんですよね。著者はトラベルライターらしいんだけど、感動が伝わってこないんです(文章はそつないんだけど...)
最後の章で書かれているA型連鎖球菌(人喰いバクテリア)の話は確かに壮絶だけど、なんか淡々としていて面白くない。もっと大げさに書けばいいのに。
でも読んでいて旅心がつくのは間違いありません。
私が行って見たくなったのはコスタリカとスロヴェニア。
コスタリカのネイチャーツアーは是非体験してみたいし、スロヴェニアの鍾乳洞も楽しそう。
いつかいけるかなぁ
著 者 山口 由美
ジャンル 旅行記
出版社 新潮社
四六版 238ページ
価 格 1,365円
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