おやじ丼/群 ようこ

　じぶんがキムタクに似ていると勘違いもはなただしい”おやじ”、ペットの猫が心配でうろたえる”おやじ”、勝手な”おやじ”に臭い”おやじ”。

そんなオヤジ共が１２人、短編で登場します。

読んで思わず、
　「あー、いるねぇ、こんな人。」
　「身近にはいないけど、いかにもいそう。」
なんて、思っちゃいます

本当に傍にいられるとハタ迷惑なおやじも、こうして小説で読む分には害は無いし、笑えます。
ここまでアクが強い"おやじ"というのもかえって清々しいかも。

自分がそんなおやじになるには、まだまだ修行とアクが足りません。
たぶん...

おやじ丼

著　者　群　ようこ
ジャンル　小説
出版社　幻冬社
文庫版　219ページ
価　格　410円