先週末も、映画を観に行ってきました。
どうも12月~2月という時期は観たくなる映画がたくさん公開されるんで、立て続けに見ちゃったりします。
今回、観て来たのは「THE 有頂天ホテル」です。毎度のことながら、レイトショーです。封切り後数週間経ったのでもう空いているだろうと思ったら、結構ぎっしり。
「ホテルルワンダ」も客層に偏りがなかったけど、この映画も同じ。時間が時間だからか、一人でも見てる人はいなかったけど。
いやー楽しい映画でした。
三谷幸喜が満を期して送り出すエンターテーメント作品なんて、言葉が頭に思い浮かびます。
映画のスタイルは、いわゆるグランドホテル形式。
ホテルという場所で織り成す、数々の物語が同時並行して進んでいきます。
副支配人 新堂の場合、客室係 ハナの場合、ベルボーイ 憲二の場合、悪徳政治家 武藤田の場合、四つの話を主軸に、周りの人たちの話が絡んで、年末のホテルの中でドタバタと喜劇が繰り広げられます。
いや、お笑いだけではありません。
一見ぜんぜん関係ないように思える話が、知らない間に繋がっている。
どこか、知らない間に誰かに勇気をもらい、自分でも気づかないうちに他人を支えている。そんな温かい人間模様も実感できる作品になっています。
そういった意味で、老若男女だれが観ても楽しめる、そして観終わったあとはほんのり心が温かくなっている、いわばエンターテーメントの王道を行く作品といってもいいでしょう。
一つの話に没頭し主人公に感情移入するような話ではありませんが、逆にその分誰でも楽しめるのでしょう。大ヒットしているのがわかります。
先週の「ホテルルワンダ」とはまた違った意味で、お奨めです。
コメント