いろいろな形の出会いと別れ、身のまわりにありそうな恋愛を題材にした短編集です。
別に恋愛中毒ってワケじゃないし、恋人はいなくともぜんぜん平気。けれどそんな気持ちを理解してくれない友人は、せっせと自分の彼女の友達を連れてきては " 見合い " をさせる。
正直辟易してきたときに紹介された江藤潤子も、そんな善意の犠牲者だった。
そんな出会いから始まる1篇、「フリフリ」が、印象的でした。
タイトル作の「スローグッドバイ」は、” さよならデート ” で2年間のつきあいを終わらせる二人のお話です。
名残り惜しい、でももう数時間で終わりの二人。
そんなセンチメンタルな雰囲気をよく描いてると思います。
そのほかにも才能フェチのサツキの物語、出会い系サイトで知り合った瑞樹と有希の物語など、十篇を収録。 一つが30ページほどのお話ですし、かるーく読めますが、なんだか穏やかで優しい気持ちにさせてくれます。
著 者 石田衣良
ジャンル 小説
出版社 集英社
文庫版 265ページ
価 格 480円
yomikakiさん、こんにちはー。
毎日暑いです。
石田衣良の本、この本が初めてでした。
今、読みかけなんですが(今日中に読み終わりそうです、かるくて)
ワタシは最初の『泣かない』が好きですね、今のところ。男性作家さんの本に出てくる女の子はこういう意地っ張りが多い気がします。
投稿情報: はたぼー。 | 2005/07/03 13:58
はたぼー。さん、こんにちは。
『泣かない』もいいですよね。
意地っ張りの女の子、小説で読む分には好きです(笑)
でも...周りにいたらどう対応するかなぁ?
むむむっ
投稿情報: yomikaki | 2005/07/03 21:43