好きな作家である村上春樹の新作ということで、本屋でパラパラと立ち読みすることなく、速攻で買って読みました。
表紙をめくってまず速攻で感想が... なんじゃこりゃ!字が、字が少ない。
行間はスカスカだし、字間も広い。一ページ当たりの字が普通の本よりかなり少ない。こりゃ詐欺だなぁと思いつつ、読み進めました。
話は全て一晩に起きたことを綴っており、各章の扉には時計の絵がついていて、時間の経過が判るようになっています。
しかし肝心の中身は...かなり実験的なお話ですね。悪く言えばわけわからん、良く言えば暗喩に富んでいて、読み手に任される話です。普通に読めば面白くない話です。
そこを「あの村上春樹の小説だから」と深読みし、あのエピソードは何々を象徴しているのかな?アレはアレを差しているんだろうと無理やり想像力を膨らませると、そこそこ読める(ような気がします)。
村上春樹というネームバリューがなければ放っぽり出してますね。
いやー、立ち読みしてから買えばよかった(というより、そうしたら買わなかったと思う...)
アフターダーク
村上春樹 著
ジャンル 小説
発行 講談社
288ページ
価格 1,470円
コメント