誰もが知ってるガリレオやニュートン。でもそれらの偉人がどんな人だったか?「それでも地球は動いている」とつぶやいたとか、リンゴの木の話とかは知ってても、どういう階級に生まれ、どのように生計を立てていたのかは知らないのが普通ですよね。
この本では科学者がパトロンの庇護を受けていたコペルニクスの時代から、職業的科学者として成り立つようになったファラデーの時代までその家計や人物像をまとめた本です。
コペルニクスは医者としても政治家としても活躍していたとか、ガリレオは職を求めいろいろな国を転々としたなどの話は興味をひきます。
中でもガリレオが宗教裁判にかけられる発端となった地動説の本は、教会の検閲を受けてから出版されているという話なんてビックリ。それじゃなんで宗教裁判なの?となりますよね。それはガリレオのパトロンでもあり後ろ盾でもあった国王が亡くなり、その反動で誹謗中傷が噴き出てたからだからそうです。
この本はあなたの「ヘエー」を引き出します。必ずほかの人に話したくなることばかりです。
ガリレオの求職活動 ニュートンの家計簿
佐藤満彦 著
ジャンル ノンフィクション
出版 中央公論新社
281ページ 新書判
価格 840円+税
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