シエスタおじさん。青空に浮かぶその人は空にぷかぷかと浮かび寝ている。
なにをするわけでもないが、空に浮かぶ姿を見ると幸せになれるとも言われている。
激しく動き回るときはなにかが起こるとも言われている。
ほとんど迷信の権化のようなおじさんと母を捜しにでかけたぼくとの話です。でもシエスタおじさんとぼくは会話をするワケでなく、ぼくの旅の中でところどころで寝ているだけ。
ぼくの旅では、様々な宗教談義が出てきます(さわりですけど)。よく分からないなんてことない話のようでいて、深い話なのかも知れない。ちょっと不思議なお話でした。
シエスタおじさん
青空に浮かぶその人はすべてを知っている
小暮満寿雄 著
ジャンル 小説
出版 文春ネスコ
158ページ (B6)
価格 1,350円
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