仕事が忙しくなる前の、お盆に何冊か本を読みました。
そのうちの二冊が「夏みかんの午後」と「じーさん武勇伝」。前者は芸文社の「CittA」、後者は「小説現代」に掲載されたもの。2つの雑誌とも読んだことはないのですが、読者層が若い女性と若干年齢層が高そうな男性層と勝手に推測してます。
というのもこの二冊、かるーく読める小説なのですが内容はタイトルから想像されるとおりのそのままんま。
「夏みかんの午後」は、葉山で暮らし始めたフードスタイリストのちょいと洒落た生活に恋愛を絡めたいかにもトレンディー(ちょいと死語か)な話。
「じーさん武勇伝」は南の海を縦横無尽に駆け巡り、若い嫁さんをもらい、沈没船の財宝まで引き上げてしまうというスーパー爺さんの話。こんな爺さんいるかっ!て感じのスーパーじじい
それぞれの雑誌の読者の夢ものがたり(と勝手に想像してるけどあってるのだろうか?)をまんま小説にした感じです。
別に悪い意味でなく、かるく楽しみながら読めます。(きびしく言えばそれだけで、あとになにも残らないけど...)
そういえば、「夏みかんの午後」は装丁が結構いいです。
夏みかんの午後
著者 永井 宏
ジャンル 小説
出版 サンライト・ラボ
141ページ
530円
じーさん武勇伝
著者 竹内 真
ジャンル 小説
出版 講談社
242ページ
1,700円
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